人間ドックのコースやオプションの選び方

人間ドックのコースやオプションの選び方

人間ドックはメタボ健診とがん検診を同時に行うものですが、様々なコースやオプションがあります。
選択する際の注意点についてご説明いたします。

人間ドックのコースやオプションはどうやって選ぶべき？

性別

男性は喫煙率が高く肺がんの発症も死亡数も女性の2倍を超えます。４０代以降でブリンクマン係数（１日喫煙本数×年数）が４００以上の方は胸部CTで肺がんの早期診断を目指します。また５０歳から前立腺肥大やがんのリスクが高まりますので、その進行の指標となるPSAを加えましょう。
女性は２０代から子宮頸がん、４０代から乳がんの発症が上昇してきますので、子宮がん検診、乳腺超音波検査、マンモグラフィーのオプションがあれば選択しましょう。

年齢

メタボ健診は３０代から男女ともに受けたいものです。
男女共通に頻度の高いがんは肺がん、胃がん、大腸がんです。４０歳を超えたら２年に一度のがん検診を受けます。できればリスクの高い方は肺がん検診は胸部CTが望ましいでしょう。
胃がんについては選択出来たらバリウムによる検査ではなく胃カメラを選択しましょう。大腸がんは便潜血検査が一般的ですが、その結果が陽性でなくても４０歳代で入り度は大腸カメラを受けるのが望ましいです。

遺伝

動脈硬化動脈硬化遺伝するがんで代表的なのは、家族性大腸腺腫症、リンチ症候群 による大腸がんがあります。
また乳がんや卵巣がんで遺伝性が認められています。
若くしてがんに罹患した方がいる、家系内に何回もがんに罹患した方がいる、家系内に特定のがんが多く発生しているなどが該当ずる方は遺伝子検査を受けたり厳重にがんの発症を監視することが望まれます。

生活習慣

生活習慣とメタボの関連では過剰な栄養と運動不足です。
肥満やメタボリックシンドロームの該当者や予備軍の方は、内臓脂肪量を正確に反映する内臓脂肪CT検査や 頸動脈超音波検査、血管年齢を追加するといいでしょう。
がんの外的な発症を促す因子は喫煙、感染症（ヘリコバクターピロリ菌、ヒトパピローマウィルス、B・C型肝炎ウィルス）、飲酒などですから、該当する項目が多ければ４０代から内容の十分ながん検診を定期的に受けるのが望ましいと言えます。

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